感情(エモーション)

最近の生徒さんはネットなどで声の出し方を勉強してくる人が多く、知識ばかりが大きくなって、楽に歌いたいというような効率的な視点や、高い声が出したいという楽器的な望みばかりを持って練習する人が多く、それはそれで悪くないのですが、みなさん一律で同じように学んだような当たり障りのない発声や、その声に感情(エモーション)や歌唱の意図が無いように感じることも多い印象です。
何から学んだのか、若くして肉体的に衰え始めた者のような発声や歌唱アプローチを作ってしまっている人もいます。

メーカーや芸能プロダクション様からは、エモーショナルな歌唱は常に重要視、要望される大切なファクターのひとつ。
プロの現場の感覚と、一般の皆さんとの感覚が乖離している部分です。
より良い発声とともに、声に感情表現を併せ持つように心がけていきましょう。