小節頭となる1拍目というのは、「強拍」と呼ばれるリズムポイントであり、且つ、プライマリー・ビート(Primary Beat)として、他の拍よりも特別な感覚、アクセントとして感じる必要があります。
1拍目は、ものさしで言うと、「原点」「ゼロ」のポイントです。
原点が決まらなければ、2cmも3cmも、どこだか分かりませんよね。
細かい2.5cmや3.25cmや、長い距離の12m45.5cmともなればどうですか?
正確な位置を見つけるのは、不可能ですよね。
そこで、曲中は小節頭、1拍目を強拍として、正確な1拍目を取り続けて、他の拍のズレを無くしていくようにします。
そうやって、他の楽器ともズレることなく、アンサンブルしていくことが可能となります。
1拍目に「歌 (言葉)」や「音」があるとは限りません。
しかし、それでも、そこは強拍・アクセントとして感じ続けていく事が大切です。
では質問です。
あなたのレッスン曲の歌いだしの言葉は、何拍目から始まっていますか?
「1」が分かっていれば、答えられるはずですよ。
位置を探してみましょう。