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「きれいな声」よりも「きれいに歌いあげること」

「きれいな声」よりも「きれいに歌いあげること」
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さて、みなさんの声や意識を聞いていて感じることですが、「きれいな声」を正解にしている人が多いように思います。

しかし、「きれいな声」や「きれいな発声」というものは、聞き手側の客観的な主観で大きく変わりますよね。
例えば、大好きな人の声であれば、どんな酷い濁声でも落ち着きますし、弱々しい声でも愛おしいものです。
好きなアーティストのピッチが外れてたって、良い声や、良い歌に聞こえてしまうでしょう。

「きれいな声」って一体何でしょうか?
無理の無い発声ですか?
しかし、必ずしも、それが魅力的な歌声や歌唱となる要因ではありませんよね。
オペラのような? コーラス部のような声でしょうか?
確かにそれらも綺麗と表現出来ます。

アンドレア・ボチェッリに、サラ・ブライトマン

Time To Say Goodbye/Andrea Bocelli & Sarah Brightman

ルイ・アームストロング

What A Wonderful World/Louis Armstrong

ケルティック・ウーマン

You Raise Me Up/Celtic Woman

エアロスミス

I Don’t Want To Miss A Thing/AEROSMITH

1980年代に、アフリカの大飢饉を救うために、そうそうたるアーティストが集結したチャリティソング

We Are The World/U.S.A. For Africa

どれも有名なプロボーカリストですね。

名立たるボーカリストたちの歌唱は、すべてオペラやコーラス部のように聞こえますか?
あなたの好きなアーティストはどうですか?

美しく歌いあげている様な印象のアーティストでも、上手な人は、エッジテイストやダークサイドのフィーリングも使っているでしょう?

フォーマルやカジュアルといったものは歌唱のスタイルであり、「きれいな声を作ること」と「きれいに歌うこと」は別ものなんです。

じつは現代音楽の歌唱においては、「きれいな声」は、さほど必要としません。
「きれいに歌いあげること」が、歌の上手さとして評価され、必要なスキルとなります。

「きれいな声」というよりも、「きれいに歌いあげること」。
「魅力的な声・熟成された声」、「表現力の豊かな歌唱」を目指しましょう。

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この記事を書いた人

プロ輩出実績多数のボイストレーニングスクール / 全国オンラインレッスンに対応します。レッスンに通ったけれど上手くならなかったなど、あなたの才能、眠らせてませんか? 一緒に理解を深めながら、楽しく歌ってスキルアップしましょう!

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