近年はDTMも安価で出来るようになり、YouTubeなどの公開ツールも発達したことから、自分の作品や歌唱を公開したり、自宅環境下で配信する人も増えてきました。
しかし、その一方でマネジメントされず安易にドロップされたアマチュアの作品や歌唱には「負け感」が多く見られるようになりました。
今回は、そんな「負け感」というものについてコラムしたいと思います。
「負け感」とは、読んで字の如く”負けた感じ”が出ること。
スキルや表現が追いついてない所や、決めきれずに雑になってしまう所で、聴き手には「残念な感じ」や「物足りなさ」など=「負け感」として伝わってしまいます。
指導から品質管理に至るまで、マネジメントがしっかりしているメジャーアーティストのサウンドや歌唱に「負け感」は、そう多く見受けられません。
しかし、セルフプロデュースとなるアマチュア作品には「負け感」が多く、とくにアマチュアの歌唱ではサビにおいて「負け感」が結構な割合で見受けられます。
歌唱面における「負け感」の具体例をいくつか挙げておきます。
- 自信がない
- 声が出ていない、張れない (声に芯がない・声が細い、弱い・声の抜けが悪い・すぐ裏声になる…など)
- 滑舌が悪い
- 音程やリズムが悪い
- 雰囲気や表現力がない
- 借り物感がでている・・・など
改善策⇒
アマチュアではマネジメントされないぶん、質の高い実践的トレーニングを継続して自分の声や技術を磨き、歌唱のレベルを上げてください。
ピッチをとっていればいいというだけでは物足りません。キャリアを積んだ者なら尚のことです。
声や歌唱のスキルはトレーニングするほど磨かれ、トレーニングの日々の積み重ねは自信ももたらしてくれます。
また、オリジナルを制作している人は、作品の「負け感」。
ライヴをしている人はライヴパフォーマンスにも「負け感」を作らないように心がけて下さいね。