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映画「ジョーカー」

映画「ジョーカー」
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~trico(トリコ)のメジャーデビューという嬉しいニュースで始まった令和元年。
イッキュウ、トリコの増々の活躍を期待したいと思います!!~
(tricoの最新情報はこちら⇒https://tricot-official.jp)

バンド「Tricot(トリコ)」の写真
Tricot(トリコ)

さぁ、ここからは本題へ。
つい先日、映画「ジョーカー」の最新作が、この秋に公開されるというニュースがありました。

ジョーカーがジョーカーとなる所以に焦点が当てられるようですが、過去作においてジョーカーが人の心を試してきたことから分かるように、人とは簡単に嘘をつき、裏切り、悪にも手を貸したりと、強欲・傲慢で利己的な生き物。
本当の悪は、普通にみんなの心の中にも存在するものだということを示していたように思います。
それに対してのジョーカーの行動は狂気なほど屈折していますが、今回は、ジョーカーの道化師の顔の奥にある本当の姿や顔が映し出されているようです。
主演はホアキン・フェニックス。
ジョーカーと言えば前作「ダークナイト」を演じた、亡きヒース・レジャーのキャラクターも強烈ですが、実力派ホアキン・フェニックスの演じる「ジョーカー」も楽しみです。

ワーナーブラザース公式 「ジョーカー」予告映像

ジョーカーの強烈なキャラクターのように、歌唱においても、ピッチやリズム、滑舌などの基本的な技術の大切さとともに、声にも雰囲気や色気、キャラクターというものがあります。

小学校の全校集会や、グランドから聞こえてくる生徒の声を、想像してみてください。
では、中学校の全校集会やグランドから聞こえて来る声は、どんなトーンでしょうか?
高校ではどうでしょう?
大学ではどうですか?
最後に、市民ホールなどでの成人の集まりを想像してみましょう。

あなたの歌唱する声は、上に挙げたどの年齢層の声に1番近いでしょうか?
あなたの好きなアーティストは、どこに近いですか?
最後に、世界的に上手いと言われている人は、どこの年齢層の声に相応しますか??

本格的なアーティスト、上手いと呼ばれる人の声や歌唱は、低年齢層が歌ったものには聞こえないと想像できたはずです。
その原因は、まずは成長とともに身体、発声器官が発達することにありますが、さらに大人になるにつれ、実社会の悲喜こもごもの様々な経験の中で感情や心が育ち、声や歌唱、言葉に深みや説得力(重み)、リアリティが備わるからです。

通常、小さい頃は大きな挫折は経験しないで意気揚揚と自信満々で、ある意味完全ですが、周りの大人にフォローされているものですから、ある意味、感情や精神は自立せず不完全とも言えます。
挫折や失敗、劣等感がないとは羨ましいですが、例えば、そのような人間が他人の痛みを理解し、共感できるのかと疑問に思うでしょう?
精神的な成長は、歌唱において身体の発達と同じくらい重要なものなのです。
人や本当の歌唱とは、挫折や失敗、劣等感を持ってからがスタートだと言っても、あながち間違いではないでしょう。

技術面だけを評価すれば、ピッチやリズム、滑舌などの基本的な技術に優れ、声も良く出ている子供もいます。
しかし、歌唱はそれだけで評価されるわけではありません。
ピッチやリズムなどであれば、カラオケの採点機能で十分。
レベルの高いアーティストは、心を表現できる歌唱能力を備えています。

バットマンも素晴らしいヒーローです。
きっと小学生くらいまでならバットマンに人気の軍配が上がるでしょう。
しかし、ヒールであるジョーカーに共感するのは何故でしょうか?
大人になるにつれ、ジョーカーに人気が出るのは何故ですか?
その屈折した感情も理解し、共感できる精神的成長や自らの経験があるからです。

みんなを楽しませるアーティストは、映画「ジョーカー」の演ずる道化師の初心と重なるものがありますよね。

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この記事を書いた人

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