さて、今回は、「アウフタクト(auftact)」について。
「アウフタクト」とは、別名「弱起(じゃっき)」と言われるもので、小節の頭以外、いわゆる「裏」からはじまるフレーズやノリのことです。
「アウフタクト」になっている部分は、ボーカルの場合、歌い出しのリズムやタイミングを掴みにくい等など、声量や滑舌、ピッチやニュアンスなど、全てにおいてルーズになりやすい部分です。
とくに、8裏、16裏のような、細かい音符の始まりを持つフレーズは、聞き手を意識して、はっきりと丁寧にさばくことを心がけましょう。
「アウフタクト」を綺麗にさばくことで、グッとプロっぽく、見栄えの良いフレーズや歌唱に変わりますよ。