コラム「よい歌唱は、よく聞く事から」では、「聞く」ことの大切さをお伝えしました。
僕たちは、コード感というものを頼りに調子を合わせ、さらに相対音感というものを使って、メロディをコントロールしています。
相対音感とは、音から音への高低の距離感の事。
そして、この相対音感というものも、はじめは誰もが精度が悪いものです。
レッスンしたり、楽器を演奏したり、たくさん音に触れ合うことで、正確なものに磨きあげられます。
例えば、国歌「君が代」の始めのワンフレーズ、「君が代は~」という部分は、どのような音の動きになっているのか考えてみて下さい。
始めの「き」から、次の「み」は音は上がってますか?下がってますか?
その次の「が」はどうでしょう?
正解は、下のイラストの様な音の動きになってます。
どうですか?
自分の想像した音の動きでしたか?
間違った感覚で歌唱すれば、自分の発声の力加減やエイミング(音をあてる場所のイメージ)が、実際の発声や歌唱にまで影響を及ぼす可能性は高いですよね。
しっかりと次の音のイメージを作るようにしましょう。
もちろん、これらもボイトレで、少しずつ成長させる事が出来ますよ。