コロナの影響で否応無しに、様々な業界において変化が生まれていますね。
当スクールも、現在はオールリモートでのレッスンとなっています。
しかし、久しぶりに生徒さんとのレッスン、やっぱり声を出すこと、歌うことはいいですね。
画面越しであっても、1人で歌うのとは気分も、練習の質も格段に違います。
やっぱり声が衰えたと感じておられた生徒さんも多いようですが、みんな久しぶりの歌唱に歌の素晴らしさ、歌うことの喜びを感じられる良い機会にもなりました。
僕自身、当初はリモートレッスンに少し懐疑的な部分をもっていたのですが、リモートは期待以上です。
(当スクールのリモートレッスン詳細は、こちらのページでご確認下さい)
ただ、端末や通信環境によっては音や映像に遅延などの障害が起こるが故、リズムの精度を要し共有する練習、アンサンブルのように、同期の精度が求められるようなケースでは少し難しい部分もあります。(トップノートのスタジオ間でのリモートレッスンでは、これらの問題は起こりません)
しかし、リモートは感染症に気を使うことなく練習できることはもちろん、声や歌唱の細々部を確認、勉強できることのメリットが大きいですね。
ここ暫くのリモートレッスンで、多くの生徒さんのスキルが一段二段は上がりました。
これも、新しい生活・行動様式がもたらした偶然の産物・恩恵ではありますが、コロナ終息後も活用されることになるでしょう。
新しい生活様式を受け入れ、歌って楽しんで、どんどん上達しましょう。
さて、音楽業界や出版業界などはデジタル化となって以来、苦境と言われるような時代でしたが、ひょっとすると、コロナで強いられた様式の変化がエンタメ業界に大きな光明をもたらすかもしれません。
すでにSNSでは配信ライヴというものが多く行われていますね。
今は小さな規模のものが主流ですが、これからは既存のライヴと同じ様な本格的なものの配信も増えていくのではないでしょうか。
様々なスポーツでも配信準備が進められているようですが、今後、これらの伸びしろや可能性は大きいと感じます。
物販を除けば、通常は各ホールのキャパシティが収入の目安になるわけですが、配信だと人数制限が無く、極論、ネット環境のある人の全てが、お客さんになる可能性があり、世界中がお客さんです。
今まで通りの公演チケットが4000円として、配信ライヴを半額に設定したとしても、倍の人数に配信できれば同じことです。
なかなかチケットが取れない人気アーティストのライヴや演劇、自国のみならず世界各国で人気のある世界的アーティストになれば、たった1ステージだけで莫大な収入が得られる可能性を含んでいます。
各国への配信となるような大きな規模になる程、対応補償や税制面、映像の流出など様々な課題はあるものの、これからのアーティストは、より多くの国や年齢層を味方につけられるかが大きな差となるかもしれませんね。
大きな利益が実現できるとなれば、今後アーティストを夢見る人も増えるでしょう。
しかし、世界中の人がお客さんになる可能性はまた、世界のアーティストと比較勝負することにもなります。
自宅などの観覧では、アーティストのリアルタイムの歌唱技術や演奏能力、ヴィジュアルにおいてまで、より冷静に評価されることは間違いないでしょうから、しっかりしたスキルを作ることが必要ですね。