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対面レッスン復活のお知らせ&ヘッドホン(MDR-CD900ST)のメンテナンス

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夏も本番、ボーカルにとってはエアコンなどの影響もあって、喉の調子が安定しない難しい時期ですね。
テレビでは連日パリオリンピックの熱戦、感動のドラマが繰り広げられ寝不足ぎみの人も多いのではないでしょうか。

さて、トップノートは今夏より対面レッスンを復活しました。
長らくリモートレッスンで生徒さんの成長は着実に行われているか少々心配もあったのですが、対面で確認すると成長を感じる人ばかりで安心しました。今後は対面レッスンも行い、益々、楽しんでパワーアップしてもらいたいと思います!
(東京や大阪、京都、海外など、遠方にお住まいの受講生にはリモートレッスンも継続、体調不安の人にも適時リモートレッスンを併用し、安全にレッスンを進めます。)

さて、対面レッスンのカリキュラムの1つであるレコーディングも復活するわけですが、使用するヘッドホンMDR-CD900STのヘッドバンドやイヤーパッドが経年劣化によって傷んでいたので部品交換をしましたので、同じような症状を持つ人は、ぜひ参考にしてみてください。

MDR-CD900ST

↑耳の当たるイヤーパッドやヘッドセット部(頭の部分)が加水分解で剥がれ、左のヘッドホンはトップのロゴが消えかかってます。

今では様々なヘッドホンが出ていますが、MDR-CD900STは一般の人が聴いて楽しむ為の気持ちよくなる音を出してくれるものと違い、変に音がデフォルメされることが無いプロユースなヘッドホン。
一般向きの高音質ヘッドホンに慣れた人には物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、音質や定位の安定感から見ても現場では間違いの無いレコーディングスタジオのド定番なヘッドホンでもあるので、部品パーツが長年提供されつづけています。

新しく購入するとMDR-CD900STは15,000円は下らず、2つ新調するとなると結構な出費。
今回はMDR-CD900ST用ヘッドバンドが1つ5,000円ほどで、交換用イヤーパッドは数百円で済みました。

まず、ヘッドバンドを交換するために、古いヘッドホンの耳の部分を外していきます。
左下の写真のようにネジを外すと、耳の部分がとれます(右下写真)。

LRいっぺんにはずしてもよいですが、方向や部品を見失わないように片方ずつ外して組み立てました。

イヤーパッドの耳に当たるスポンジ部は服を着させているような状態なので、どこか一部を引っぱってイヤーパッド本体から脱がせていくようにしましょう。右下写真で確認できるY字ハンガー部品もカチッとハメ込んであるだけなので、少し力は要りますが折らないように指で慎重に拡げて外します。
スポンジを脱がせると4点のビスで止められた白い輪っかのパーツが現れますので、4点のビスを外します。(左下の写真)
白い輪っかのパーツを外して開けると、ヘッドバンドと接続された溶接部が現れます。(右下の写真)


R側には、赤いラインと金色のラインが溶接されています。(左下の写真)

あとで、新しいものをハンダづけするので、どこに赤色を溶接するかなど印を付けておくといいです。

半田ごてで溶接部を溶かして赤いラインと金色のラインを外したら、あとは、新しいヘッドバンドのラインを溶接します。
(ちなみに、R側は赤と金の2本ですが、L側にはヘッドホンジャックのラインもあり全3カ所の溶接部があります。ただし、ヘッドバンドの交換であれば、L側も赤と金色の2つを外せばOKです。)

ラインを溶接部から外す際は、ハンダ吸い取り線というものが安価で売っていますので、今後、また何年も活躍してもらうためにもきれいに取ってしまうことをおすすめします。
ハンダ吸い取り線は、除去したい残ったハンダ玉の上にあてがい、その上から半田ごてを当てると溶けたハンダが毛細管現象によって吸い取り線に吸収されます。(吸収されたら、もたもたしてると吸い取り線ごと引っ付いてしまいますので、吸収されたらすばやく吸い取り線を持ち上げましょう。)

あとは、新しいヘッドバンドのラインをヘッドカバー内の元々の接合部分にハンダ付けして、各部を復旧していくだけです。

装着時のヘッドホンの伸縮を考えて、ヘッドバンドからのラインは余裕を持たせましょう。(購入時はヘッドバンドからY字ハンガー部まで7cmほどの余裕が作られています)

イヤーパッド(スポンジカバー)は、引っ張りすぎて破かないように服を着させるように。
きれいになりました。これで、またレッスンのお役に立ってもらえそうです!(写真右)

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: img-SONY_MDR-CD900ST-217-1024x683.jpg

今回の作業をしてみての感想です。

・半田ごては安いものでいいと思いますが、溶接部は狭い場所なので先の細いものを選ぶ方がいいです。

ハンダ吸い取り線はある方がいいです。

・今後もハンダ作業を頻繁にするような人は、こて台クリーニングワイヤーなども揃えていいと思いますが、今回、こて台は空き缶を潰して代用し、こて先のクリーニングは家にあるウレタンスポンジを水に浸し、紙コップを適当にカットしたものに入れて代用しました。)

・今回の作業程度では、別途フラックスは必要ないと感じます。(ハンダ線に添加されているぶんで十分)

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この記事を書いた人

プロ輩出実績多数のボイストレーニングスクール / 全国オンラインレッスンに対応します。レッスンに通ったけれど上手くならなかったなど、あなたの才能、眠らせてませんか? 一緒に理解を深めながら、楽しく歌ってスキルアップしましょう!

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