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デモには早い段階で仮歌を入れよう

明けましておめでとうございます。
トップノートは、今年で創立22年目を迎えることとなりました。
この期間にプロとして活躍するアーティストを複数輩出できたのも、関係者の皆様ならびに、音楽を愛し学ぼうとする強い気持ちをもったすべての生徒さんのおかげであります。
多くの国民がコロナで疲弊・困窮している昨年は、さすがに”明けましておめでとう”と言える気分ではなかったですが、今年は歌や音楽が皆様の心の潤いや希望の光となるよう、全ての人の飛躍や幸せを願い、ご挨拶とさせていただきます。
これからも、生徒みなさんへのより良いサポートと、いつの時代にも通用する心の通ったアーティストを送り出せるよう精進していく所存でございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、日々の練習を欠かさずに腕を磨くということと同時に、作曲・作品のペースを落とさずにコンスタントに作るということはアマチュアにとっては難しい課題です。
時間をかけて作ったのに、今ひとつの出来になるということも少なくありません。
そういったことを避けるために、デモには、なるべく早い段階で仮歌を入れていきましょう。

昨今は、コストの面からもDTMが一般的で安易になり、プレーヤー能力のない人の音楽界への進出も増えました。
新しい発想が作られる反面、こういったタイプの人が作る音楽では、ドラッグ、コピー・ペーストで音を配置することも多く、安易にシーケンスフレーズの繰り返しを多用して退屈な作品になったり、生演奏不可能な非現実的なアプローチが施されていたり、また、たいていリード楽器(ボーカルライン)にガイド楽器を使い作曲を進めることで、実際の歌唱時に問題が起こることも少なくありません。

例えば、ボーカルメロディがガイド楽器の段階であれば、音域も鍵盤があるだけ出てくれますし、息継ぎが無くてもどこまでもメロディを紡げますが、実際の生身のボーカルとなると、そうはいきません。
ガイド楽器の時には素晴らしい作品だと思えても、実際の演奏や歌唱が乗ると作品の印象は大きく変わります。
それぞれ歌い手の声質や音域などの能力も違えば、ウィークポイントやストロングポイントも違ってくるからです。

こういったことを回避し、作品のクオリティを上げる工夫として、1コーラスが軽くまとまった辺りを目安に、なるべく早く仮歌を録音するようにしましょう。
歌詞がまだ無くても、デタラメ英語やスキャット的なもので構いません。
鍵盤上で、ああでもない、こうでもないと悩んでいることも、歌ってみると、その印象や正解はガラリと変わるはずです。
あくまでデモの仮歌なので、多少の荒さはあってかまいません。
ただし、ガイド楽器では作られない、想定される歌唱のエモーション、声のイメージや表現など、欲しい歌唱のニュアンスを乗せることを心がけましょう。

そういった取り組みは歌唱力の向上にも繋がり、ボーカルだけでなく様々なパートの気付きが生まれ、一気に作品のクオリティが上がります。
できれば、打ち込みでは表現が一気に劣ってしまうギターパートも、サクっと録音して生演奏に差し替えるといいですね。

海外ではデモの仮歌は重要視され、バックボーカルのようなデモ音源の録音を担当するガイドボーカルの仕事も一般的です。
上述したように、作品のクオリティアップのためにも仮歌を録音することはもちろんですが、たとえ自分は作曲家という立場であっても、歌唱ニュアンスの乏しいガイド楽器のままのデモを渡すよりも、荒くてもいいので、その作品に必要なボーカルの指向や、各部の歌唱の意図が伝わるようなデモを渡すほうが聞き手がイメージしやすく、その先の展開にも、より良い結果が導かれやすいですよ。

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この記事を書いた人

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