FAMOUSSONG

【Z】【J】
【女性】【ソロ】【2010s(Origin:1960s)】【12/8】【♩Medium】
【ポップ】【シャンソン】【ジャズ/フュージョン】【シネマミュージック】

Champs Elysées / ZAZ (Origin : Jason Crest)
(オー・シャンゼリゼ / ザーズ)


今回は、春の陽気に似合う曲を紹介するとしましょう。
Champs Elysées」(シャンゼリゼ)は、「Les Champs-Élysées」として多くの方に知られている楽曲。
日本でも「オー・シャンゼリゼ」として、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
(「Oh」とも表記されることがありますが、「オー」の本来の語源は「Aux」)

この楽曲のオリジナルは1968年にイギリスのバンド「ジェイソン・クレスト」によってリリースされた「ウォータールー・ロード」(Waterloo Road )という作品です。


↑バンド「ジェイソン・クレスト」(Jason Crest )




1969年、イギリスのBBCから流れるこの楽曲に、フランスの音楽プロデューサー "ジャック・プレ" (Jacques Plait )が目をつけ、フランスで活躍のシンガーソングライター "ジョー・ダッサン" にフランス語で歌わせました。


↑ジョー・ダッサン(Joe Dassin)

フランス語への翻訳は、作詞家ピエール・ドラノエが担当。
オリジナルタイトルや歌詞中にある「ウォータールー・ロードとは何だ?」との問いに、ダッサンが「ロンドンにある通りの名前で、パリのシャンゼリゼ通りみたいなものだ」と答えたことから、フランス語のタイトルや歌詞では「Les Champs-Élysées 」(シャンゼリゼ通り)になったと言われています。

そして、このフランス語となった「オー・シャンゼリゼ」は、オリジナルを遥かに凌ぐ世界的な大ヒットとなり、ジョー・ダッサンの代表曲、シャンソンとしてとしてはもちろん、世界的に有名な楽曲となりました。
フランスの音楽プロデューサー "ジャック・プレ" は、オリジナルを初めて耳にしたとき既に、フランス語としてのメロディのフィットやヒットがイメージできていたのでしょうね。
お見事です。



そして、今回ピックアップしたものはイザベル・ジュフロワ(Isabelle Geffroy)、
通称「ZAZ」(ザーズ)のニックネームで活躍するフランスの女性シンガーソングライターがカヴァーしたバージョン。
2014年にリリースされたアルバム「Paris」に収録されています。


↑ザーズ(ZAZ )/アルバム「Paris

ザーズのサードアルバムとなった「Paris」は、ザーズの才能を高く評価したというクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)のプロデュースによるもので、シャンソンの名曲ばかりををカバーしたコンピレーションアルバムとなっています。
クインシー・ジョーンズは音楽に携わるものとしては、知らぬ人はいないであろう名プロデューサーですね。

紹介の曲「オー・シャンゼリゼ」では、クインシー・ジョーンズの片腕とも言えるジョン・クレイトン(John Clayton )もアレンジに加わっています。
ザーズの白人ばなれしたエモーショナルな歌唱と、ジャズ界の巨匠 "クインシー・ジョーンズ" の作り出すサウンドワーク。
みなさん聞き覚えのある簡単なスタンダードナンバーや、今となっては古いと言われる様な楽曲も、歌唱力あるアーティストと良いプロデュースが組み合わさると、お洒落で聞き応えのある一流の作品に生まれ変わることが分かる、お手本の様な作品です。



また紹介の曲「オー・シャンゼリゼ」は、
2007年公開の映画「ダージリン急行」(原題 : The Darjeeling Limited )


など、映画や番組にも使用されています。



【その他の主なカバーアーティスト】<順不同>

ジェイソン・クレスト (Jason Crest ) [*Origin]
ジョー・ダッサン (Joe Dassin)
ノーエフエックス (NOFX)
クレモンティーヌ (Clémentine)
ルイス・マリアーノ (Luis Mariano)
由紀さおり (Yuki Saori)
越路吹雪 (Koshiji Fubuki)
奥村チヨ (Okumura Chiyo)
奇妙礼太郎 (Kimyo Reitaro)・・・他

wrote : 2019.4.7
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