FAMOUSSONG

【P】
【バラード】【女性】【ソロ】【1950s(origin:1940s)】【3/4】【Shuffle】【♩Med-slow】
【ポップ】【カントリー】【フォーク】【ジャズ/フュージョン】【シネマミュージック】

The Tennessee Waltz / Patti Page (Origin : Pee Wee King and his Golden West Cowboys)
(テネシー・ワルツ / パティ・ペイジ)


「テネシー・ワルツ」(Tennessee Waltz )は、アメリカのバンド「ピー・ウィー・キング・アンド・ヒズ・ゴールデン・ウエスト・カウボーイ」によって1948年にリリースされ、カントリーチャートの3位を獲得、ヒットした楽曲です。


↑ピー・ウィー・キング・アンド・ヒズ・ゴールデン・ウエスト・カウボーイ




アコーディオン奏者でバンドのリーダーでもあったピー・ウィー・キング(Pee Wee King)による作曲と、カントリーシンガーでメンバーの1人であった、レッド・スチュワート(Redd Stewart )の作詞で出来た作品で、メンバーと機材を運ぶトラックの中で流れていたラジオから、ビル・モンローの歌う「ケンタッキー・ワルツ」を耳にし、「テネシー・ワルツは、まだ誰も書いてないね」という、テネシー生まれだったレッド・スチュワートの発想から作られたと言われています。



1950年に、アメリカの女性ポップシンガー、パティ・ペイジがカバー。
タイトルも「The Tennessee Waltz 」としてシングルリリースされると、13週にも渡りポップチャートの1位を獲得するという、オリジナルをも凌ぐ大ヒットを記録。
世界的に有名なバージョンとなりました。(米国だけで600万枚、総セールス数は1,000万枚を超えるとされています)
多くのヒット曲を持つパティ・ペイジですが、歴史に残る大ヒットとなった「テネシー・ワルツ」は、パティ・ペイジを代表する楽曲だと言えるでしょう。
コンピレーションアルバムにも収録されています。


↓おすすめコンピレーションアルバム


しかし、このパティ・ペイジの「テネシー・ワルツ」、もともとはクリスマス用の楽曲「ブギ・ウギ・サンタクロース」(Boogie Woogie Santa Claus)をリリースするにあたり、レコードB面用になる適当な楽曲がないために充てがわれたものでした。
B面ということもあっての遊び心からか、このときのテイクはパティ・ペイジの1人デュオとして多重録音されたものがリリースされました。
初版のボーカルクレジットはパティ・ペイジ&パティ・ペイジとなっているのがわかります。



今となっては、これもパティ・ペイジのバージョンの「味」「特徴」となっている感じです。

結果、A面の「ブギ・ウギ・サンタクロース」の成績はパッとしなかったものの、
B面の「テネシー・ワルツ」が話題となり、チャート1位を獲得し空前の大ブレイクを記録。A面に取って代わったのは言うまでもありません。

パティ・ペイジは「テネシー・ワルツ」の大ヒットをきっかけに、ワルツ調の楽曲をこの後もリリースしたことから「ワルツの女王」とも称される、1950年代を代表する歌手の1人です。
尚、パティ・ペイジの「テネシー・ワルツ」は、初版のマーキュリーレコードからリリースされたものと、1963年にコロムビアレコードへの移籍に伴い、コロムビアでの再録・再販されたバージョンがあります。

「テネシー・ワルツ」は上記のようにカントリーソングから始まった楽曲ですが、ワルツを感じさせる3拍子の小気味よいリズムやノリとは裏腹に、実は決して楽しい気持ちを歌ったものではない作品ということも覚えておきましょう。
その内容は「あるとき恋人とテネシーワルツを踊っているときに、ばったり友人に出会い、恋人を紹介をした。しかしその友人が自分から恋人を奪ってしまった」という、辛く切ない気持ちを歌いあげた悲しいバラード。
哀愁のあるメロディと切ない歌詞からも多くのアーティストに好まれ、ジャンルや性別なども問わずに様々なアーティストにカバーされています。

時代が変わっても、現在にまで歌い継がれる名曲と言えるでしょう。
1965年には、テネシー州の州歌にも制定されています。



また、紹介の曲「テネシー・ワルツ」は、
ミケランジェロ・アントニオーニ監督がアメリカを舞台に、社会の不条理に飲み込まれる若者の姿を描いた1970年に公開された映画「砂丘」(原題 : Zabriskie Point )



南フロリダのエンジェル・ビーチ高校の6人組が繰り広げる、超悪ノリ、エッチでおバカな痛快青春コメディ。1981年に公開された映画「ポーキーズ」(原題 : Porky's )



ニューヨークのブルックリンを舞台に、セックスとLGBT、喧噪、孤独を描いた作品。
1981年に公開された映画「ブルックリン最終出口」(原題 : Last Exit to Brooklyn )



ジョン・トラボルタ / エマ・トンプソン / キャシー・ベイツ出演。
大統領選に出馬した途端、スキャンダルに悩まされるようになる州知事夫婦の奮闘をコミカルに描いたコメディードラマ。
1998年に公開された映画「パーフェクト・カップル」(原題 : Primary Colors )



グレッグ・キニア主演、平凡な男が自分の発明の権利を主張し、巨大自動車メーカーに対し一人で戦い抜いた実話を映画化。
2008年に公開された映画「幸せのきずな」(原題 : Flash of Genius )



29歳でこの世を去ったシンガー、“ルーツ・オブ・ロック”と称されたハンク・ウィリアムスの人生を描いた伝記ドラマ。
2015年に公開された映画「アイ・ソー・ザ・ライト」(原題 : I Saw the Light )



など、映画や番組にも使用されています。





【その他の主なカバーアーティスト】<順不同>

オーティス・レディング (Otis Redding)
サム・クック (Sam Cooke)
エラ・フィッツジェラルド&ジョー・パス (Ella Fitzgerald & Joe Pass)
マーガレット・ホワイティング (Margaret Whiting)
エルヴィス・プレスリー (Elvis Presley)
ジェームス・ブラウン (James Brown)
レナード・コーエン (Leonard Cohen)
チーフタンズ with トム・ジョーンズ (The Chieftains with Tom Jones)
ホリー・コール (Holly Cole)
アン・マレー (Anne Murray)
コニー・フランシス (Connie Francis)
エヴァ・キャシディ (Eva Cassidy)
エミルー・ハリス (Emmylou Harris)
ノラ・ジョーンズ (Norah Jones)
江利 チエミ (Eri Chiemi)
美空ひばり (Misora Hibari)
雪村いづみ (Yukimura Izumi)
ケイコ・リー (Keiko-Lee)
綾戸智絵 (Ayado Chie)
五木ひろし (Itsuki Hiroshi)
・・・ほか

wrote : 2018.8.1
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