FAMOUSSONG

【O】
【男性】【バンド】【2000's】【♩Med-fast】
【ポップ】【ロック】

Hit That / The Offspring
(ヒット・ザット / オフスプリング)


新年、一曲目ということで、勢いのある曲でスタートしましょう。

紹介の曲「ヒット・ザット」は、アメリカのパンクロックバンド「オフスプリング」が2003年にリリースしたアルバム「スプリンター」に収録され、シングルリリースもされた楽曲。
パンクロックを軸にしながらテクノサウンドを感じさせるダンサブルな楽曲で、抑制の利かない欲情や問題への憤りを表すかのような激しさと、軟派な気持ちや節操の無さを皮肉ったようなコミカルなサウンドが同居する面白い作品となっています。

↑シングル「ヒット・ザット」

変化を求めて家を飛び出し、若くして母親となった女の子。
その夫は外で、しっぽり楽しんでいる。
しかし、どうやら彼女にも、他にお相手はいたようで・・・。
「こんな話はよくあること、そんなもんさ。この世は嘘と欲情まみれ、お前だって好い思いをしたいんだろ?」と煽り、揶揄しています。

昨日、今日に出会った者の甘い言葉を信じられないように、信頼や愛情、絆というものは相手を知って、時間をかけて作られるもの。
しかし、そんな信頼も壊すことは一瞬であり、それを取り戻すことは難しいものです。
歌詞では「色情やSEXは、武器にもなりドラッグみたいなもの、多くの奴は墓穴を掘るのさ」と表現されています。
シングルジャケットやPVからも見てとれますが、類は友を呼び、そういった関係性で作られる脆い愛情や信頼、人間関係といった、節操や貞操観念の薄れた世情を皮肉りつつも、現代社会の実情と問題を表しています。

「ヒット・ザット」のPVでは、節操の無い者を盛りのついた犬に例え、
外へと飛び出した犬を、青い顔の人の形をしたロボット?や、動物管理業者がハサミを持って追いかけています。
雄犬が逃げ込んだ袋小路には、雌犬と多くの子供が睨みを利かせており、とうとう捕えられ、雄犬の雄叫びの後にエリザベスカラーが付けられていることから、去勢されたのでしょう。
人は、それぐらいどうしようもなく節操がないという皮肉めいたメッセージが、PVの映像からも見てとれます。
しかし、青い顔の者や動物管理業者もロボットだとすると、人間は出てきてないことにもなります。そうだとすれば、これもまた心理深いですね。




アルバム「スプリンター」は、パンクをベースにしながらも様々なジャンルへのアプローチや表現が感じられるアルバムで、勢いだけでなく、バンドの成長や円熟期といったものを感じさせるアルバムです。

↑アルバム「スプリンター」


一般的に、パンクロックは荒々しいサウンドや装いで、横暴な印象を与えますが、案外、権力に抗ったり、社会問題を風刺したりと、少年の様な純粋な想いをストレートに歌っていることが多いジャンルです。
そのストレートで飾らないメッセージ性に魅かれ、1度はパンクロックにハマるという人も多いのではないでしょうか。
サウンド面もシンプルであることが多く、ビギナーにおすすめな楽曲も多いですよ。





【その他の主なカバーアーティスト】<順不同>



wrote : 2020.1.29
(update :   .  .  )