FAMOUSSONG

【L】
【バラード】【女性】【ソロ】【2010's】【♩Slow】
【ポップ】【シネマミュージック】

Never Enough / Loren Allred
(ネバー・イナフ / ローレン・オールレッド)


紹介の楽曲「ネバー・イナフ」は、2017年に公開されたヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」のために書かれた楽曲で、米国の歌手ローレン・オールレッドによって歌われています。(日本公開は2018年)


↑映画「グレイテスト・ショーマン」(The Greatest Showman)

劇中では、スウェーデン出身の女優レベッカ・ファーガソンが演ずるオペラ歌手”ジェニー・リンド”が歌いあげ、その真の実力で観客や関係者までを圧倒させるシチュエーションでプレスコとして使用されています。


「どんな未来も、どんなに輝かしい成功だって、あなたがいないと意味がない、役に立たない」と歌ったラヴソング。
自らの不憫な生い立ちに負けず、自らの才能ひとつで道を切り開き、輝かしい成功を手にしてきたジェニーの強い気持ちと、実際の心の中の孤独や葛藤を表したエモーション溢れる楽曲となっています。
ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)が歌唱中に見せる、ステージ上こそが自分の居場所だと、恍惚とした表情で誰にも負けないといった、自信で満ちあふれた果敢で気高い姿とは別に、歌唱の最後のフレーズで見せる、スポットや喝采では埋められない虚しさ、か弱い1人の女性へと戻る表情や姿が、それを物語ります。
また、ジェニーの歌うシーンは、たしか2回あったと思うのですが、それら2つの歌唱表現が全く違うのも切ないです。


透明感溢れる壮大なオーケストラサウンドに、ローレン・オールレッドの品格と情熱を感じさせる力強い歌唱がマッチしており、プレスコとして選出されたのが理解できます。
伸びやかさはもちろん、線の太さ、力強い表現や深み、心情を表す大人っぽさも必要とされる難度の高いバラードですが、ぜひ皆さんもチャレンジしてみましょう。


映画「グレイテスト・ショーマン」は、1800年代に実在した興行師フィニアス・テイラー・バーナムの半生をもとに映画化したもので、バーナムの貧しい生い立ちや、愛する者の幸せのために努力し、奔走する姿を描いています。
貧しい身分の社会的弱者であったバーナムですが、その発想や何事にも恐れない心や勇気を持って、身体などに特徴のある者のコンプレックスや世間の中傷までも逆手に取り、成功を導きます。
非凡な感覚や発想に加え、恐れない心、勇気の大切さを感じることはもちろん。
社会の厳しさや人々の妬み、冷酷さ、誰もが抱えたことのある疎外感や、裏切られた悲しみや怒りなどの様々な感情を観ている者がダブらせ、誰もが自らに問うことのできる作品となっています。




興行師にスポットを当てたミュージカル映画ということもあって、映画を盛り上げる多くの楽曲が映画内で披露されており、紹介の曲「ネバー・イナフ」も収録されている映画のサウンドトラックは大きなセールスを上げ、日本をはじめ、米国や英国など、多くの国でアルバムチャートの1位を獲得するヒットとなりました。

↑サウンドトラック「グレイテスト・ショーマン」


また、サウンドトラックに収録された楽曲を、ケリー・クラークソンやピンクなど、違うアーティストがカヴァーをしたアルバム「グレイテスト・ショーマン:リイマジンド」も発売されており、それぞれ印象の違う楽曲を聴くことができます。
こちらのアルバムでは、「ネバー・イナフ」は、ケリー・クラークソンによって歌われています。

↑サウンドトラック「グレイテスト・ショーマン:リイマジンド」
(from The Greatest Showman: Reimagined)



【その他の主なカバーアーティスト】<順不同>

ケリー・クラークソン (Kelly Clarkson)
新妻聖子 (Niizuma Seiko)

wrote : 2019.9.15
(update :   . . )