FAMOUSSONG

【F】【M】
【男性】【ソロ】【1960's】【12/8】【♩Med-slow】
【ジャズ/フュージョン】【ポップ】【シネマミュージック】

That's Life/ Frank Sinatra (Origin : Marion Montgomery)
(ザッツ・ライフ / フランク・シナトラ)


コラムでも取りあげていた、ホアキン・フェニックス主演の映画「ジョーカー」を、
ようやく観ることができました。


沢山のメッセージが盛り込まれていた映画で、アーティスト志望には、ぜひ観てもらって、
感想を持ってみてほしい映画。

ジョーカーの生い立ち、ジョーカーとなる所以。
それらを明らかにする必要があったのか、残虐な行為を肯定したり美化するものではないか
など、この映画の論評には各々賛否があるかと思いますが、
個人的には、綺麗ごとばかりではなく、人や社会のダークサイドに焦点を当てた、観る者に訴え、問いかける大真面目な映画であったと思いましたね。
同時にジョーカーの背景が明らかになったことは、僕自身は、よりバットマンシリーズのエスプリに深く入り込める作品になったとも思います。

複雑な生い立ちは、劇中どんどん明らかになるものの、いたって普通の男としての一面も持ち合わせ、コメディアンを目指していたジョーカー。
いつも笑顔でいるようにと、母に教えられて育った幼少期。


しかし、その優しい一途な気持ちは裏切られ罵られ、虚しく脆く崩れていく。
ジョーカーが望んだもの、心を支えたものも、きっと「愛」や「理解者」。

信じていたものに裏切られたり、社会の中で差別や疎外感を感じたり、陥れられたり、助けが無かったりと、理不尽なことに直面することは、誰もが経験するはず。
もう誰も何も信じられなくなり、怒りや憤りといった感情が蓄積し、自分の何かが変わろうとする。
正直、そんなジョーカーに、個人的には痛いくらいに共感できました。
自らの血でスマイルを作るシーンには、グッと来るものがあります。
しかし、きちんと観れば、決して、ジョーカーのような殺戮を良しとしている内容ではなく、苦しんでいるのは自分だけではない、憎しみは憎しみを生み、連鎖してしまうということも描かれています。

苦しみを抱えた本人にとって、それは悲劇と言える人生。
しかし、他人が苦しむ様は、ときに周りの者には滑稽で、喜劇にすら見えるもの。
誰もが簡単に人を傷つけてしまっていることも多いものです。
ある意味、自らも含めて、人なんて、人生なんて、そんなもの。
そう、そんなものなんですよね。
そして、苦しみや悲しみ、憎しみを背負っても、社会では僕達もジョーカーのように笑顔でマスクをしている。
何かがきっかけで、人としての理性や倫理観が壊れ、誰もがジョーカーになりうることを警告し、人が抱える悩み、今なお差別や貧困が残る社会や、愛というものについて、観るものに問いかける内容であったと、僕は思いました。
詳細は、ぜひ、それぞれが観て感じてみてくださいな。

ということで、
今回、紹介する曲は、映画「ジョーカー」で何度も流れた楽曲「ザッツ・ライフ」。
劇中にかかる「ザッツ・ライフ」は、その楽曲の軽快で優雅なノリが逆に切なく、多くの痛みや苦しみから、言わば達観していく者の恐怖すら感じさせ、ジョーカーの悲鳴や情念、覚悟というような胸のうちを表現したかのようでした。


「ザッツ・ライフ」<要訳>
人生ーーーーーー。
山あり谷あり、上手くはいかない。
その姿は滑稽にも見えるかもしれない。
夢を邪魔する者だっている。
そんなもんさ。
そんなことで落ち込むもんか。
這い上がるたび、ひとつ学ぶんだ。
何事も無かったように表情を戻して、またレースに戻る。
それに価値が無くなったと思えば、大きな鳥に乗って飛び去るだけだ。
逃げようと、やめてしまいたいとも考えるけど、それは心が許さないのさ。
それが人生。
それが人生・・・。
私の、
私の・・・。



↑フランク・シナトラ・ベスト


「ザッツ・ライフ」は、ホアキン・フェニックス主演の映画「ジョーカー」以外にも、
1993年に公開の映画「ブロンクス物語」や


1995年に公開の映画「キャスパー」


2015年に公開の映画「ジョイ」

など、映画や番組にも使用されています。



【その他の主なカバーアーティスト】<順不同>

マリアン・モンゴメリー (Marion Montgomery) [*Origin]
マイケル・ボルトン (Michael Bolton)
ジーン・マクダニエルズ (Gene McDaniels )
アレサ・フランクリン (Aretha Franklin)
テンプテーションズ (The Temptations)
シャーリー・バッシー (Shirley Bassey)
ジェームス・ブラウン (James Brown)
デイヴィッド・リー・ロス (David Lee Roth)
ヴァン・モリソン (Van Morrison)
ボノ (Bono)
ウエストライフ (Westlife)
マイケル・ブーブレ (Michael Bublé)
レイ・クイン (Ray Quinn)
ラッセル・ワトソン (Russell Watson)
レイ・スティーブンス (Ray Stevens)
アラン・カミング (Alan Cumming)
ランドウ・ユージーン・マーフィー・ジュニア (Landau Eugene Murphy Jr.)
ディアナ・マーティン ( Deana Martin)
ブルートーンズ (The Bluetones)
メーガン・ヒルティ (Megan Hilty feat.Matt Cusson)
寺尾 聰 (Terao Akira)
前田 亘輝 (Maeda Nobuteru)
・・・ほか

wrote : 2019.11.23
(update :   . . )