FAMOUSSONG

【B】【W】
【男性】【バンド】【2000's (Origin:1930's)】【♩Fast】
【ジャズ/フュージョン】【ダンス】【ポップ】【ロック】【ホリデー/クリスマスソング】【シネマミュージック】

(Gettin') In The Mood / The Brian Setzer Orchestra
           (Origin : Wingy Manone and His Orchestra)
(ゲッティン・イン・ザ・ムード / ブライアン・セッツァー・オーケストラ)


「ゲッティン・イン・ザ・ムード」(原題: In The Mood )は、1930年に米国のジャズトランペッター”ウィンギー・マノーン”(Wingy Manone)率いる「ウィンギー・マノーン楽団」がリリースした「Tar Paper Stomp」という楽曲がベースとなっていると言われています。


↑「Tar Paper Stomp」収録のおすすめのアルバム「Tiger Rag, Schwarzer Panther & Co, Vol. 2」/ウィンギー・マノーン楽団





1938年にリリースされた「エドガー・ヘイズ楽団」(Edgar Hayes and His Orchestra)のバージョンでは、米国のサックス奏者で作曲家でもあったジョー・ガーランド(Joe Garland)によってアレンジされ、タイトルも現行の「イン・ザ・ムード」(In The Mood)」となりました。
現在、一般的に周知されている「イン・ザ・ムード」の雰囲気が、ここで作られていることが聞いて取れます。


↑「In The Mood」収録のおすすめのアルバム「1938-48」/エドガー・ヘイズ楽団





この現行の「イン・ザ・ムード」のベースにもなっているアレンジを手掛けたジョー・ガーランドは、当時、名を挙げていた米国のクラリネット奏者"アーティ・ショウ"(Artie Shaw)に勧めるものの、当初リリースまでには至らず、1939年にグレン・ミラーが率いたバンド「グレン・ミラー楽団」(Glenn Miller and His Orchestra)によってリリースされると、13週にも渡ってチャート1位を獲得、世界的な大ヒットを記録しました。
やはり、一般的には「イン・ザ・ムード」といえば、グレン・ミラーという名前が出てくるのは、このためです。


↑「In The Mood」収録のおすすめのアルバム「The Hits」/グレン・ミラー楽団

1941年には、グレン・ミラー自身も主演の1人として出演した映画「銀嶺セレナーデ」に使用されるなど、まさに名実共にグレン・ミラーを代表する楽曲となりました。

↑映画「銀嶺セレナーデ」(原題 : Sun Valley Serenade )




また、歌詞が米国の作詞家アンディ・ラザフ(Andy Razaf)によって追加され、
ボーカルバージョンとして、グレン・ミラーのリリース同年となる1939年にザ・フォー・キング・シスターズ(The Four King Sisters)がヒットさせています。

↑ザ・フォー・キング・シスターズ(The King Sisters)




以降、インストゥルメントバージョンとボーカルバージョン共に、さまざまなアーティストにカヴァーされ続けています。


そして、ここでピックアップしたものは、ブライアン・セッツァーが率いる「ブライアン・セッツァー・オーケストラ」のバージョン。
2000年にリリースされたアルバム「ヴァヴーム!」に収録され、シングルカットになりました。


↑アルバム「ヴァヴーム!」(Vavoom! )/ブライアン・セッツァー・オーケストラ



ジョー・ガーランドによってアレンジされた、エドガー・ヘイズ楽団やグレン・ミラー楽団の「イン・ザ・ムード」をベースに発展させたスタイルで、オーケストラの切れ味のよい贅沢なホーンセクションに加え、ブライアン・セッツァーのロカビリー&ロックンロールフィーリングがノリを一層向上させている、良いアレンジ、カヴァーとなっています。
タイトルも「(Gettin' )In The Mood」とアレンジされました。
ベストアルバムにも、収録されています。


↑ベストアルバム「20 - ベスト・オブ・ブライアン・セッツァー・オーケストラ」


ブライアン・セッツァーは、1980年代には自身がギターボーカルを務める3ピースのロックンロールバンド「ストレイキャッツ」で人気を博しましたが、1990年代に入ると一転、大所帯のビッグバンド「ブライアン・セッツァー・オーケストラ」を率いて人気を獲得しています。

「ゲッティン・イン・ザ・ムード」の収録されたアルバム「ヴァヴーム!」は、ポップでゴージャスなノリの良い楽曲が多く、ブギーなフィーリングが好きな人には、おすすめのアルバムです。

2005年には、クリスマスのためのコンピレーションアルバム「Dig That Crazy Christmas」や、2008年のクリスマスベスト「The Best of Collection – Christmas Rocks! 」にもアレンジされて収録され、タイトルも"Gettin' in the Mood (For Christmas)"とされました。
これからのシーズンにもおすすめのアルバムです。

↑クリスマスアルバム「ディグ・ザット・クレイジー・クリスマス」
(Dig That Crazy Christmas )/ブライアン・セッツァー・オーケストラ




X'masベストアルバム「クリスマス・ロックス!」
(Christmas Rocks: The Best of Collection )/ブライアン・セッツァー・オーケストラ




紹介の楽曲「イン・ザ・ムード」は、現在でも、CMやメディアにも度々使用される名曲。
前述の映画「銀嶺セレナーデ」以降においても、

グレン・ミラーの生涯を描いた伝記映画「グレン・ミラー物語」ほか、



1967年の映画「禁じられた情事の森」(原題 : Reflections in a Golden Eye )


1973年の映画「追憶」(原題 : The Way We Were )


1978年の映画「ブリンクス」(原題 : The Brink's Job )


1979年の映画「マリア・ブラウンの結婚」(原題 : Die Ehe der Maria Braun)


スティーブン・スピルバーグ監督が手掛けた実験的コメディ。三船敏郎も出演の映画「1941」


ナスターシャ・キンスキー主演のラブロマンス。
1984年の映画「マリアの恋人」(原題 : Maria's Lovers)


少年"ジョー"の目を通し、古きよきアメリカの姿を、当時のヒット曲をバックに描く。
ウディ・アレン監督の自伝的作品。1984年の映画「ラジオ・デイズ」


1987年の映画「戦場の小さな天使たち」(原題 : Hope and Glory)


メラニー・グリフィス/マイケル・ダグラス主演。愛する男のため、女スパイとなった女性の恋と運命を描いたサスペンス・アクション! 1992年の映画「嵐の中で輝いて」(原題 : Shining Through)


エディ・マーフィがひとり7役を務めたコメディ映画。1996年公開「ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合」(原題 : The Nutty Professor)


リンジー・ローハンが一人二役で双子役に挑戦したロマンティック・コメディ。
1998年公開「ファミリー・ゲーム/双子の天使」(原題 : The Parent Trap)


“イタリアの宝石” と称されたモデル出身の美人女優モニカ・ベルッチ主演。
アカデミー賞2部門にノミネートした作品。2000年公開「マレーナ」


上野樹里, 貫地谷しほり, 本仮屋ユイカ、ほか出演。サボりの口実に始めたジャズバンド、その魅力に次第に引き込まれていく女子生徒たちの姿を描いた作品。
2004年公開「スウィングガールズ」


「プリティ・ウーマン」のゲイリー・マーシャル監督が、ジェシカ・アルバ、キャシー・ベイツ、ジェシカ・ビールほか豪華キャストを迎え、様々な男女15人のバレンタインデーを描くラブストーリー。2010年公開「バレンタインデー」


エリザベス女王の王女時代の実話をサラ・ガドン主演で贈るラブコメディ作品。
2015年公開「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」(原題 : A Royal Night Out )


ティム・バートン監督が贈るファンタジー・アドベンチャー。
2016年公開「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」(原題 : Miss Peregrine's Home for Peculiar Children)


などなど、多く使用されています。



【その他の主なカバーアーティスト】<順不同>

アンドリューズ・シスターズ (The Andrews Sisters)
ベット・ミドラー (Bette Midler)
シカゴ (Chicago)
U.S. エアー・フォース・エアメン・オブ・ノート (U.S. Air Force Airmen Of Note)
メイナード・ファーガソン (Maynard Ferguson)
チェット・アトキンス (Chet Atkins)
BBC・ビッグ・バンド・オーケストラ (BBC Big Band Orchestra)
角田健一 ビッグバンド (Tsunoda Kenichi Big Band)
エル・エー・ビッグバンド (L.A.BIGBAND)
奥田宗宏とブルースカイダンスオーケストラ (Okuda Munehiro & Blue Sky Dance Orchestra)
寺内タケシとブルージーンズ (Terauch Takeshi & Blue Jeans)
熱帯JAZZ楽団 (Tropical Jazz Big Band)
スウィング・ガールズ (SWING GIRLS)
ムジカ・ピッコリーノ (Musica Piccolino)
サーカス (CIRCUS)
小野リサ (Ono Lisa)
ザ・プッピーニ・シスターズ (The Puppini Sisters)
ペレス・プラード (Perez Prado)

wrote : 2019.10.15
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