COLUMN

【ボーカル】【スキルアップ】【リズム】【テクニック】

2019.7.19

グルーヴを磨こう

歌唱や演奏において、グルーヴはすごく大切です。
上手な人と、そうでない人に大きな差がある要素のひとつです。
グルーヴとは、日本語では、一般に「ノリ」と例えられます。


では、その「ノリ」というものは、いったい何か。
「ノリ」というものは、リズムのことだと理解している人も多いですが、それだけではありません。
「グルーヴ=ノリ」というものは、リズム以外にも様々な要素が合わさって形成されるもの。
ここでは、その「ノリ」の要素の1つを取り上げることにしましょう。


「ノリ」をつくる大切な要素の一つに、「強弱」があります。

音や演奏の強弱。
(これは音量(大小)として理解するならダイナミクスというふうにも表せますが、前述のようにグルーヴはそれだけで作られるものではありません。)
ボーカルの場合は、歌唱の中での声の強弱、フレーズの強弱というものをしっかりと意識して、グルーヴを表現できるようにしましょう。

例えば、音の強さを視覚的に、点で表現すると、
グルーヴのイメージ1
これは、ノリが無く、1本調子とも言えます。
カッコ良く言えばタイトなノリですかね。
しかし、これでは一拍目がどこであるのかも分かりませんね。


では、これはどうでしょうか。
グルーヴのイメージ2
視覚的にも変化が生まれたことが分かります。
その変化から、何らかの規則性や意図もあるように感じられます。


また、以下の同じような2つのノリですが、プレーヤーによっても違いは生まれます。
グルーヴのイメージ3
グルーヴのイメージ4


さらにアンサンブルでは、自分のグルーヴに他のパートのグルーヴが重なり、より強いグルーヴや複雑なグルーヴが生まれることになります。
グルーヴは、この強弱以外にも様々な要素で作られ、また色んなパートと複合されても変貌するものですから、「ノリの善し悪し」というものは、機械では採点・評価できないものです。
しかし、「ノリ」は聞き手の評価に大きく関与する、とても重要な要素
グルーヴが上手く作れないという人も、トレーニングすれば作れるようになります。
難しいスキルですが、良いグルーヴを作り出せるように、しっかりと練習を重ねましょう。