COLUMN

【テクニック】【トレーニング】【スキルアップ】

2016.6.2

主メロとなる部分、歌詞部以外もコピーしよう

コピー、既成曲の練習は、出来るだけ歌詞となる主メロ以外、スキャットやフェイク部分もしっかりとコピーしましょう。
そこに、その楽曲やボーカリストの重要なテイストや精神性が隠れていたりすることも多いものです。

たとえばUVERworldの「SHAMROCK」。
UVERworldの楽曲の中では、ドラマの主題歌にもなったポップなテイストが散りばめられた楽曲なので、選曲される生徒さんも多いですよね。

  

でも、「SHAMROCK」にはデスボイス部があります。
あれは、ちゃんと表現しようとしていますか?
例えば、あれが無かったとして、それってUVERworldらしい作品になると思いますか?
きっとそれはもう、UVERworldのポップロック狙いの楽曲ではないですよね。
ただのポップロックなバンドです。
あれをやらずして「SHAMROCK」といえない・・・とは言い過ぎかもしれませんが、
楽曲「SHAMROCK」の持つエモーションや表現する楽しさは半減してしまいますよね。

僕個人的には、あそこにこそ「SHAMROCK」のUVERworldらしさ、TAKUYA∞らしさ、
意地やプライドを感じます。
なんなら、ボイスパーカッションやスクラッチまでやってほしいです。
ドラマのタイアップとしてポップな路線の曲を提供する。
しかし、俺たちは普通のポップなロックなんてやらないぞ、
へなちょこなロックばかりは頼まれてもしねぇぞ。
俺ら流でやらせてもらう、みたいなね。
だから、あそこを省いたり表現出来ないとなると、
それはもうUVERworldやTAKUYA∞の精神性を、おおかた損なってしまっている気がします。




R&B系のアーティストの楽曲では、歌詞以外のスキャットやフェイクなども多いですよね。
しかし、初めからそれをたっぷりと見せつけて歌ってくれる人って、ほんとに少ないです。
歌詞カードに記載されている部分しか歌わない人が多いです。
それって、それらのアーティストの精神性やグルーヴは、ほとんど死んでしまっていると言えます。
一般カラオケレベルですよね。
例えば、サビっていうのはフックと呼ばれるだけあって、一番覚えやすくてカッコ良い所。
誰もが簡単に覚えられる所です。
でも、サビしか覚えられない、そこしか上手く歌えないというのは素人感覚です。
できることしかやらない、トライしないでは、そのアーティストや楽曲の持つ重要な精神性もドラマ性も、タメになるスキルも感受できていないと言えます。
もちろん、歌を始めたばかりとか経験が浅い人などは、後で考えてもいいことだとは思いますが、プロを目指すのであれば、歌詞以外にも散りばめられた部分からアーティストの精神性やノリ、伝えたい気持ちを汲み取ることも重要だと理解しておきましょう。
主メロとなる歌詞部以外も、しっかりと表現、コピーしたいものです。