COLUMN

【ボーカル】【食品・飲料】

2016.4.4

ステージドリンクについて ~タイムラグを考慮して

花粉や黄砂で辛そうな生徒さんが多くなってましたね。
ボーカリストは、上級者になるほど素人の時には気にならなかったこと、
体調や、喉、鼻などの発声に関わる器官のメンテナンスなど、気になってくるものです。
経験値も上がり、上手くなってくると、少しの不調が自分の歌唱パフォーマンスに影響するとわかってきますからね。
気になるということは、自分の調子の比較が感じられるほど経験を積んだり、練習できている証拠です。

さて今回は、生徒のみなさんからの質問の多い、飲み物について。
以前にもお話ししたのですが、とくにステージドリンクについて書くことにしましょう。

基本的には、自分が色々と試して、その中から自分が良いと思うもの、自分に合うものを日々の喉のメンテナンスやステージドリンクとして飲むことでいいと思います。
一般的に、普段のメンテナンスとして、プロボーカリストでよく飲まれているのが、
喉に良いとされるハーブティー。

   

スロートコートティーのように、気管を拡張する働きがあるようなものや、
はちみつやプロポリスなんかの抗菌作用のあるものを愛飲する人も多いようです。
最近では、マヌカハニーというのもトレンドの1つですね。

ただし、これらは全て、効能に個人差がありますし、喉に良かれと思って飲んだものの、なかにはアレルギー反応が出てしまう人もいますので、気をつけて使用して下さい。
アレルギー反応で、声帯が脹れてしまったり、しばらく声が出なくなることもあります。
今までに、アレルギー反応を起こした人は、アナフィラキシーショックなども考え、慎重に摂取して下さい。
とくに、ライヴやオーディション本番前に、試したこともないものを使うのは危険です。
取り返しのつかない事態にもなりかねませんから、注意しましょう。




それとは別に、ステージドリンクですが、これはとくに吸収の速いものがお薦めです。
空調や照明で乾燥したステージ上の環境や、ライヴパフォーマンスやアクションで発汗などした水分を体内の細胞へと素早く補い、声帯ヘ潤いを早急に届けることが求められます。
ですので、個人的には、アクエリアスやポカリスウェットなどのスポーツドリンク、アイソトニック飲料がお薦めです。



実際に僕自身も、喉や身体の乾燥が激しいと感じた時、早急に喉や身体の乾きを改善したい時などは、レッスン時にもタイミングによっては摂取するようにしています。
ただ、スポーツドリンクは身体への吸収率が良く、素早く潤ってくれるという利点があるものの、飲んだ後にしばらく歌唱していくと、スポーツドリンクに含まれる糖分が口の中をベタつかせる感じがあると思います。
ですので、ステージドリンクは、そういった吸収の速いスポーツドリンク系と、口の中をさっぱりさせる為に、素直に常温軟水などの二種類を備えているといいですね。
長時間のライヴを行うアーティストは、そういった準備をする人が多いです。
また、スポーツドリンクは身体へ吸収率を高めるため、浸透圧を整えてありナトリウムなどの含有量が多いので、普段日常からそればかりを飲み過ぎるのも少し心配です。

    

喉や身体の乾きや調子と、ライヴ本番までの時間を考慮して、
ドリンクをチョイスできるようにしましょう。