COLUMN

【リズム】【テクニック】【スキルアップ】

2016.12.2

語尾にもリズムを  〜プロボーカリストを目指す為の基礎技術 (2)

前回の「アウフタクト」のようなフレーズイン部の意識と同様に、
「語尾にもリズム」、音を切るべきタイミングがあります。




毎回、歌うたびに自分のそのときの気分で語尾の長さや、切り際のニュアンスが変わったりはしていないでしょうか?
上達者にもなれば、気分で変化がついたとしても上手いフレーズを作るような対応が出来ると思いますが、初心者やリズム感が悪くリズムがルーズな人は、リズムを感じて語尾の長さをしっかりと決めていくようにしましょう。

まずは、自分の練習曲のアーティストや好きなアーティストが、どんなタイミングやニュアンスで語尾を処理しているのかを、しっかりとリズムを取りながら感じてみる事から始めてみましょう。

次に、アーティストの歌唱の上で同じように口ずさんでみて、アーティストと自分の語尾の長さを比べられるようなイヤートレーニングとリズムを持つ様にしましょう。
自分の方が、短かったり長かったりと、度々、変わったりしていないでしょうか。
上手なアーティストであれば語尾の切り際にもリズムが感じられるはずです。
アーティストが、どこのリズムで切り際を作っているのかを見極められる様にしましょう。





フレーズ語尾の長さが変わると、次のフレーズイン迄の間合いが、度々変わってしまいます。
リズム感がしっかりと養われている人や上達者ならともかく、初心者がこれをやると、決まって次のフレーズに何かしらの支障が出てきます。
初心者は、そのとき気持ちよく歌い伸ばしていても、その次の事は考えられていない。
もしくは、次のフレーズのことを考えるがあまり、今まさに歌唱中のフレーズの語尾を大切に出来ていない、集中できていないフレージングになることが多いのです。



またリズムは、そこに歌メロディがあろうが無かろうが常に背景に流れているものと理解しましょう。



そこに、バックの音があろうが無かろうが流れているのです。
さらには、主メロ、リードラインが常に安定した歌唱でノリや語尾の長さを確定していればハモリやすくなりますし、ハーモニーも安定しやすく綺麗になります。


上手な処理を作るコツとしては、フレーズインもそうですが、
自身の中にタクトを持った指揮者がいるような気持ちで、自分のインやアウトをしっかりコントロールするとよいでしょう。



イン・アウトの正確性や狙いはボーカリストに限らず、その他のプレーヤーにも通ずる意識でもあり、一流の音楽家やプロはより強い意識を備えている感覚です。