COLUMN

【リズム】【テクニック】【スキルアップ】

2016.11.1

アウフタクトは大切に  〜プロボーカリストを目指す為の基礎技術

日ごとに寒さが押し寄せ、冬が本格的に訪れようとしています。
空気も冷たく、乾燥してきましたからボーカリストは喉のケアはもちろん、
風邪などの感染症にも注意が必要ですね。
今年もあと少しですが、しっかりとスキルアップを心がけられるよう、
体調を整えて元気に1年を乗り越えましょう。


さて、今回は技術面のアドバイスを。
ボーカリストが感じたい「アウフタクト(auftact)」というフレーズについて。
トップノートでは、レッスンが進む上で意識させるポイントの1つですよね。


「アウフタクト」とは、いわゆる小節の頭以外、
いわゆる「裏」からはじまる、別名【弱起(じゃっき)】と言われるフレーズやノリ。



「アウフタクト」部は、歌い出しのリズム、タイミングを掴むという難しさだけでなく、声量、滑舌やピッチ、ニュアンスなどがルーズになりやすく、聴き取りにくく雑になる部分です。


素人さんで、そこを気遣い、大切に歌う意識を備えている人は、まずいません。
しかし、耳の肥えた音楽家や関係者などのプロの耳を持った人からすると、こういった部分の処理の違いは、すぐに聞いてとれるものであり、表現・技術上の違いも大きいものです。
きちんとした指導者に教わっていけば、どこかで必ず指摘されるポイントの1つだとも言えるでしょう。
とくに、16裏、8裏、こういった始まりを持つフレーズは、聞き手を意識して、はっきりと丁寧にさばくことを心がけましょう。
トップノートでは、録音時にもよくアドバイスするポイントですね。
何と言っても、まずはアウフタクト部の認識と、歌唱上の処理イメージをしっかり作ることが大切です。



「アウフタクト」で始まるフレーズは、なにも特別なものではありませんが、素人では意識の働きにくい部分でもあります。
「アウフタクト」を綺麗にさばけば、グッとプロ意識の見える、見栄えの良いフレーズや歌唱に変わるので、アウフタクトの処理テクニックは必ず覚えておきましょう。

しかしながら、「アウフタクト」を磨く上で、リズム感が無い事には、どこが強拍で、どこが1拍目かわかりませんから、リズムがルーズな人は、まず先にしっかりとリズムトレーニングでリズムを鍛えましょうね!!