COLUMN

【トレーニング】
2015.9.10

感覚・知覚を鍛えろ(2) ~メロディの動きを考える(相対音感)

先述のコラム「感覚・知覚を鍛えよう(1) ~よい歌唱は、よく聞く事から」では、「聞く」ことの大切さをお伝えしました。
ここでは、さらに「感覚・知覚」を鍛えることの重要性について、引き続き、お話します。

僕たちは、相対音感というものを使い、コード感というものを頼りに調子を合わせ、さらにメロディを微調整、コントロールして歌唱しています。
相対音感とは、音から音への高低や、音と音との距離感やハーモニー、調性を感じ取る音感の事。



それらを感じとるセンサー、アンテナが正確で優れているかが問題です。
しかしながら、この相対音感というものは、はじめは誰もが精度や感度が悪いものなのです。
これをレッスンなど、音楽を聞いたり楽器を演奏したりと、たくさん密に触れ合う事を増やすことで、正確なセンサーに磨き上げる事が可能です。

例えば、国歌「君が代」の始めのワンフレーズ、「君が代は~」という部分は、どのような音の動きになっているのか考えてみて下さい。
始めの「き」から、次の「み」は音は上がってる?下がってる?
その次の「が」へは、音は上がるの?下がるの?
「が」から「あ」へは?
という具合に、次の音へのイメージはできており、旋律的音程は正確でしょうか?

正解は、下のイラストの様な音の動きになってます。



どうでしょうか?
自分の想像した音の動き、音感は間違ってはなかったですか。
間違った感覚があれば、音を誘導する感覚にまで影響が及ぶ事は想像出来ますね。
音程が合わないばかりか、ニュアンスにまで影響を与えることにもなりえます。
これらは、ボイトレの基礎発声や楽器を操るなどのトレーニングで、少しずつ成長させる事が出来ます。

百歩も万歩も、始めの一歩から。
何事においてもそうですね。
プロを目指して、音感もしっかり磨いていきましょう。