COLUMN

【トレーニング】【スキルアップ】
2015.7.31

模倣はいけないことか (1) 〜エモーション・表現力を手に入れろ

他のスクールで、模倣は良くないと叱られ、自分の歌い方が分からないという悩みをもって来られる生徒さんが案外多いのですが。
果たして、本当に模倣は悪なのだろうか?
模倣はダメと簡単に片付けてしまうだけでいいのだろうか。



色々な考え方があるだろうが、トップノートの考え方としては、自分がかっこいいと思うものは、とことんコピーしてみたらいいと考えます。
しかし、それは例えるならスタートであり、最終的に模倣と呼べるような仕上がりでは、絶対に不足なんだ。
模倣出来る人というのは、器用であり、歌がある程度上手な人も多い。
しかし、例えば実際に、とことん真似するつもりで歌ったとしても、どこまで真似られてる人がいるのか?
録音して聞いてみればいいよ。
どれだけの人が、オリジナルのクオリティに勝るほど近づけているというのか。
正直、少ないだろ?
だったら、もっと追求してみて、やりまくってみたらいいと思うんだよ。
プロと自分の歌唱では何が違うのか。
発見出来るまでね。

やはり、プロの声や歌唱というのは、何らかの魅力があるからこそ需要があり、大衆から既に認められる「何か」が確かに存在し、求められる声なわけだ。
なら、真似するのを、ためらうことはもったいないだろ。
何だって、良いものは吸収すればいい。
ただし、上手い人を真似たほうが良い。
キャラやサウンドで売れてるものは、歌唱価値が薄いのだから。



模倣と呼ばれてしまう大きな理由の一つは、精神性、エモーションがオリジナルよりも浅く、弱いものであるからだ。
エモーションが弱いと、ただのモノマネ、嘘っぽく聞こえてしまう。
上手いプロというのは、このエモーションがハンパなく強い。
だからこそ、自分の気持ちが唯一無二の声を作り出し、強い表現力となる。
そして、この強いエモーションを上手く伝える、センスの良い「表現力」を持ち合わせている。
強いエモーションと、表現力のクオリティこそが模倣からの脱却、プロの歌唱に大切だと言えよう。



しっかりとコピーするということは、それらの技術を自分の栄養とできる可能性を含んでいる。
コピーの重要性、メリットもたくさんあるんだ。