COLUMN

【ボーカル】【スキルアップ】
2015.2.16

ダブルやエフェクトを聞き分けろ ~ 一般の耳が向上する事で本物は育っていく

どうですか、あらためて自分の聞いている音楽を探ってみたでしょうか。
最近の音は、ダブリや特殊効果が無いものを探す事の方が難しくはなかったでしょうか?
それらは大方、ボーカル力や主旋律の弱さ、楽曲クオリティの低さからくるものです。
故 佐久間正英さんの言葉とも被るように原音のクオリティが何より大切なんですが、残念ながらこれが今の音楽業界の現状。
もはやダブリやケロりなどの原音後に施す過剰なお化粧、サウンドメイク、ポストプロダションは、今っぽい音の象徴になっていることも否めません。



時代の流行もありますが、この悪しき流れは残念です。
実力をもった人は、ループサウンドや厚化粧するような加工は似合わないからです。
歌唱力だけで聞かせられます。

考えてみましょう。
レイチャールズやアレサフランクリン。
ジャニスジョプリンやトムウェイツのダブリ。ケロり。(笑)。
想像するだけで滑稽です。
良い素材を潰し、邪魔になるだけで、そう多くは必要はないものと想像出来るでしょう。
本当に上手い人というのは、そういうものです。

下手な歌い手は音源に限らず、そういった効果はライヴでも多用されたりもします。
一般には、そうそう簡単には分からないようになってますが、音源だけでなくライヴも、よく聞いてみて下さい。

もちろん、良い作品、エンタテインメントというものは、歌唱技術だけで評価できるものではないですが、本当に技術を持った歌手は一般のみんなの耳が向上する事で育っていくもの。
本物が評価され、陽の目を見る世界になっていくと思います。
加工音や加工声でなく、本当の歌手の声や歌唱能力を聞き取る能力を、みなさんには作ってもらいたいと思います。