COLUMN

【身体】
2014.5.13

耳管開放症

少し前の2014.4.25のコラム「鼻腔共鳴の重要性」と少し関連致しますが、鼻の共鳴が使えてない閉鼻傾向の人に割と多いのが「耳管開放症」。

通常は、閉鎖されているべき耳管が解放状態となり、音程が捕らえにくい、聞こえにくいなど、様々な症状が出ることになります。
何かしらの原因で閉鼻状態だと、息は口からしか吐けなくなります。
さらに、口からの呼気も制限すると、不均衡となり呼気圧が内部でどんどん高まることになります。



口からも出られず、鼻も閉鼻。
だけど発声の為に肺から息を押し込む。
すると肺からの圧力は、次なる抜け道を探します。
本来は口へ鼻へと行くべき息・圧力が必要以上に耳管などへ乗ってしまうわけです。
そうなれば、耳管の弁が弱い人は耳管が開いてしまうということに。
新幹線でトンネルに入った時の様な耳が飛んだ様な感じ、飛行機に乗った時のようになったり、酷い時には周りの音や声がほとんど聞こえない状態になってしまいます。

小さい頃からこういう症状を持つ人は、みんなも同じように声を出す時は周りの音が聞こえなくなるものだと思っていることもあるようです。
とくに、蓄膿症や鼻炎などで鼻が詰まってしまっていたりすると圧力解放しにくくなり、呼気圧が高まる傾向にあります。



「耳管開放症」も治療法があります。
何度も言うようですが、鼻を患っている人や鼻づまりが慢性的にあるボーカリストは、早めに治療して下さいね。