COLUMN

【ボーカル】【スキルアップ】
2014.12.15

楽曲を一層引き立てる能力を持とう

歌唱とフィギュアスケートって似てる所もあるので、割と好きで見るんですけれど、フィギュアスケートGPファイナル。羽生結弦くんの復活ですね。
やはり、素晴らしい演技力です。



フィジカルとメンタルは、よほど大きく崩れるような事、例えば、前回の事故の様なアクシデントや大きな怪我、自分自身を見失うような事が無ければ、本当にスタミナだけのように思いますね。強いです。
技術がある事はもちろんですが、こういう立場だから感じることは、やっぱり選曲と音楽に合わせる動きや演技に表現力、構成力が他の選手と比べると頭1つ抜けているように思います。

羽生君は、表情や身振り手振り、指先の動きや着地のタイミングまでもが、楽曲の持つ表情とリンクしてますから、演技の難しさを感じさせずに音楽が入ってくるんですよね。
羽生君が試合で使用する楽曲が注目されることが、とてもよく理解できます。
楽曲の抑揚や表情、音の気持ちを掴んで、それを演技構成にバチッと合わせていますから、彼の演技によって楽曲の良さが引き立つんです。
また逆に、楽曲の持つ表情、抑揚、アクセントやメリハリで、彼の演技や技術が引き立っており、相乗効果を生んでいるように感じます。

曲の表情や魂を掴み引き立てる能力を持ち、同時に自分を客観視できており、自分を引き立てる曲や見せ方、衣装やヘアースタイルに至るような細部まで全てにおいて、誰よりも自分を魅せられる良いイメージ、確信とも呼べるようなものを持って練習できているんではないでしょうか。



フィリップ・キャンデロロ選手やエフゲニー・プルシェンコ選手、パトリック・チャン選手に女性ではキム・ヨナ選手なんかが、同じ様なセンスを感じる選手ですね。
今回、ジュニア男子として金を獲得した、宇野昌麿くんも同じ匂いを感じますから、今後、とても楽しみな選手ですね。
歌唱同様、上手い人、表現力の良い人は、際立つセクシーさ、女らしさ、性別問わずに上質の色気を感じます。

ボーカリストを目指す人も、ただの自己満足ではなく。
誰よりも自分が歌唱することで、その楽曲が一層引き立つよう、より良く楽曲が変身するように全てをイメージしたいですね。