北京冬季五輪が開幕し、多くのアスリートの奮闘からは、感動や勇気をもらいましたね。
男子フィギュアでは惜しくも羽生くんの4回転アクセルは成功しませんでしたが、やはり競技スケーターとしての残された時間の中で、現在の最高難度の技に挑み成功させたいという強い思いがひしひしと伝わってきました。
また、鍵山くんの銀メダル獲得は次世代への期待を膨らませる結果となりましたね。
鍵山くんは、かなり基礎技術、スケーティング技術が高い選手と感じます。まだまだ伸びしろがありそうで今後が楽しみな選手ですね。
そして、ロシア勢の優れた選手層の厚い中で、坂本選手が銅メダルを獲得するなど日本女子も大いに健闘しました。
もう見慣れた光景となりましたが、女子フィギュアスケート決勝では、金メダルのジンクスから青色の衣装を着けた選手が多く登場。
しかし、衣装だけでなく、もっと自分の演技の味方にできるような選曲をしてもらいたいと思いますね。
フィギュアの演技で使用される楽曲はシリアスなものが多いのですが、自分を追い込むような暗く重い音楽の場合、転倒などが多く、本番では実力が発揮できずに、結果が伴わないことが多いように思います。
野菜やお酒の蔵でも音楽を流し聞かせ効果を期待するわけですから、音楽の力というのは大きいですよ。
そして、現在のコロナ禍において懸念していたことが現実となり、とうとう戦争まで始まってしまいました。
人間とはなんて愚かなんでしょうか・・・。
戦火が拡大しないこと、犠牲者が増えないこと、早期の停戦・終戦を祈るばかりです・・・。
海外のスポーツ選手、アーティストなどの著名人が続々と反戦のメッセージを表明していますね。
こんなときこそ、日本の著名人、アーティストも平和へのメッセージを投げかけてほしいと思います。
ひとりひとりの声は小さなものであったとしても、集まった多くの声はやがてうねりを生むものです。
もちろん、こんなときにこそ、やりきれない思いや伝えたいメッセージが多く生まれるはずです。
想いを声や歌にかえていきましょう。
音楽の力は想像以上に大きいものです。
今では、音楽にも様々なジャンルが作られ、歌で思いを馳せるばかりでなく、音やリズムやノリで楽しむものなど、嗜好性も細分化したと言えます。
しかし、やはり想いや感情を乗せる・伝えるということは、歌ものの持つ力や核心であり、原点だと言えるでしょう。
「歌は世につれ、世は歌につれ」と言われるように、歴史の様々な出来事、悲劇や苦しみを乗り越える中で、音楽は人々の心を救い、多くの人の心をまとめ、動かしてきました。
ボイトレで声や発声機能を磨き高めたり、ミックスボイスやビブラート、エッジボイスなどの様々な技術を身につけることや、作品づくりのための理論習得は大切なワークアウトです。
しかし、やはり心の中の叫びや想い、願いがアーティストの歌唱や作品の核心。
多くの人がコロナで疲弊し閉塞感を抱え、世界中が戦争に対して憤りや怒りを感じている、こんな時こそ思いを乗せて、心から歌うことに立ち返ってみましょう。